サガン鳥栖 最新ニュース
明治安田生命Jリーグの各クラブは、2022シーズンの開幕に向けて準備を進めている。昨季のリーグ戦で7位に終わったサガン鳥栖は、期限付き移籍からの復帰も含めて20人の新戦力を迎えた。フットボールチャンネルでは、その新戦力たちの中から新天地での活躍が期待される5人を紹介する。
MF:小野裕二(背番号10)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年12月22日(29歳)
前所属:ガンバ大阪
2021リーグ戦成績:7試合1得点2アシスト
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不屈の天才、小野裕二がサガン鳥栖に帰ってきた。横浜F・マリノスユース在籍時に圧巻の活躍を見せた同選手は、2010年7月に行われた第13節のサンフレッチェ広島戦でトップチームデビューした。ユースに在籍しながら同年にリーグ戦17試合に出場すると、翌年にはプロ契約を締結。プロ1年目から10番を背負った。
切れ味鋭いドリブルと華麗なテクニックでマリノスの攻撃を牽引し、J1の舞台で名だたるDFを翻弄した。その活躍により、2013年1月にスタンダール・リエージュへ移籍。このまま順調にキャリアを歩んでいくかに思われた。しかし、同年7月に左膝靱帯を断裂。全治6ヵ月の戦線離脱を余儀なくされてしまった。さらに、2015年に加入したシント=トロイデンでは、練習中に顎を骨折。ベルギーでは怪我に悩まされ続けることになってしまった。
欧州で苦しんだ小野は2017年にサガン鳥栖へ移籍し、4年ぶりにJリーグに復帰した。2020年に移籍したガンバ大阪ではコンスタントに出場していたが、同年9月に右膝前十字靭帯を損傷。2021年8月に復帰を果たしたが、その1ヵ月後にはハムストリングを負傷と、日本でも怪我は付いて回った。それでも、何度でも立ち上がり、戦い続けてきた小野は2022年1月に鳥栖へ移籍。3年ぶりに復帰したこの男は、再び輝きを取り戻すことが出来るだろうか。