香川をベストイレブンに選出
コロンビアに1-4と完敗した日本のグループリーグでの敗退が決まった。その試合を受けて、同じアジアからの参戦で共にグループリーグで散ったオーストラリアは、どう反応したのだろうか。
同じ日に行われたウルグアイ対イタリアでルイス・スアレスの「噛みつき」というセンセーショナルな事件が起きたことで、最終節までもつれた日本戦を含むグループBの争いは、比較的地味な扱いとなってしまった。
相変わらず通信社の配信記事が多い中で、FOX SPORTSは自前の試合レビューを掲載する独自性を見せた。
「日本1-4コロンビア 日本完敗、アジア第2の敗退決定国に」という見出しのそのレビューでは、まずは「これからも喜んで見守っていきたいチーム。ディフェンス力も確かで、戦術的にも抜け目なく、ファルカオを欠いてなお世界有数の破壊力をもつ攻撃陣を擁する」とコロンビアを絶賛。
かたや、日本に関しては「80分までは1-2で負けていたものの、試合を優位に進めていた。ようやくその存在感を発揮した香川真司の頑張りもあった日本は、もう少し違う結果をこの試合から得ることも可能だったはずだ」と評した。
個人としての香川の評価は、見せ場を創り出せなかったコートジボワール戦、悔しいベンチ・スタートとなったギリシャ戦とは異なり、かなり高い。
「結局、ゴールラインを割れなかったが、非常に見応えのある試合の中で存在感を発揮した。12ヶ月間の彼らしくない日々の後、ようやく本調子を取り戻したようだ」と総評でも再度言及されてポジティブな評価を受けた香川は、FOX SPORTS選出のこの日の「ベストイレブン」にも、コロンビアのハメス・ロドリゲスらと並んで選出された。