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【写真:Getty Images】
ウェスト・ハムとモイーズ監督の決断に賛否両論
ウェスト・ハムのデイビッド・モイーズ監督は、飼い猫に対する虐待で強い批判を集めたフランス代表DFクル・ズマを試合に起用し続ける方針を示すとともに、同選手が「赦される」ことを求めている。英紙『インディペンデント』など複数メディアが伝えた。
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ズマは先日、ペットの猫に対して蹴りを食らわせるなどの行為が動画とともに報じられて大問題となった。メディアやファン、サッカー関係者などから厳しい批判が相次ぎ、クラブからは2週間分の給与にあたる25万ポンド(約3900万円)の罰金処分が科されることも発表された。
報道後に行われた8日のワトフォード戦にもズマが起用されたことで、クラブやモイーズ監督も批判の対象となった。だがクラブからの罰則は罰金処分のみであり、今後も試合のメンバーから同選手を外すことはないようだ。
13日に予定されるレスター・シティ戦にズマを起用するかどうかについて、「イエスだ。プレーできる状態ならプレーする」とモイーズ監督は会見で返答。「出場させるべきかどうかについては様々な意見があるが、クラブとしては出場可能という決断を下した。私もそれを支持する」と語っている。
ズマの行為自体に対してはモイーズ監督も批判しているが、同時に“赦し”が与えられるべきであるとも主張。「我々誰もが人生の中で間違いを犯す。彼は非常に後悔している。だが誰にでもチャンスが与えられるべきだ。人々が異なる視点で、赦す気持ちを持って見てくれることを願っている」と続けた。
クラブとモイーズ監督の決断に対しても様々な意見があり、チームメートたちの間でも考えが分かれているとの報道もある。前代未聞の騒動の余波はまだ尾を引くことになるのかもしれない。
【了】