あなたはこの風間語録を理解できますか?
「本当にうまい選手は正確にプレーしなくていい」
「シュートコースは相手が教えてくれる」
「パスが正確になれば走る暇はなくなる」
「数的優位を作ることがディフェンスではない」
「中央の選手には足の速さは関係ない」
川崎フロンターレの監督として革命的なサッカーに取り組む風間八宏と気鋭のライター・木崎伸也氏によるサッカーの見方を劇的に変える一冊。風間八宏という真の天才だけが見えているサッカー世界を丹念に紐解くことで、誰でもサッカーを観る天才、プレーする天才、教える天才になれる。
はじめに 風間八宏の思考法を知ることで、誰でも天才に近い目を持つことができる
革命へのステップ1 「常識を疑う」
第1章 日本サッカーの「常識」を疑え
第2章 システム論を語る前に理解すべきこと
革命へのステップ2 「正解ではなく、絶対を作る」
第3章 風間八宏が解き明かすバルセロナの新常識
第4章 日本代表が身につけるべき武器
第5章 Jリーグはもっと強くなれる
革命へのステップ3 「すべての子供に天才性を見出す」
第6章 天才の作り方
第7章 異端者カザマヤヒロの分岐点
第8章 日本サッカーを変える育成論
革命へのステップ4 「規格外の夢を抱く」
第9章 日本はバルセロナを超えられる
第10章 風間八宏の思考法を探る
革命へのステップ5 「叩きのめす」
第11章 革命前夜
第12章 革命の始まり
付録 本物の天才だけが見えている世界
COLUMN
風間流サッカー観戦術
[1]TV画面の四隅を意識しながら見る
[2]ボールが動いている間に、ゴール前を見ておく
[3]背番号が見えるかを気にする
[4]選手がボールを持ったときの選択肢を3、4つ想像する
プロフィール
風間八宏
1961年10月16日、静岡県生まれ。清水商業高校時代から天才と騒がれ、日本ユース代表として79年のワールドユースに出場。その後、筑波大学在学時に日本代表に選出される。大学卒業後は複数の実業団からのオファーを断り、1984年ドイツに渡る。レバークーゼン、レムシャイトなどで5年間プレー。1989年にマツダへ加入し、1995年までサンフレッチェ広島でプレーを続けた。『すぽると!』などでテレビ解説者を務めるかたわら、2008年より筑波大学蹴球部監督に就任。低迷していたチームを独自のスタイルで変革し、大学サッカー界を席巻する。2012年4月、川崎フロンターレの監督に就任。
木崎伸也
1975年1月3日、東京都生まれ。中央大学大学院理工学研究科物理学専攻修士課程修了。2002年夏にオランダに移住し、翌年からドイツを拠点に活動。高原直泰や稲本潤一などの日本人選手を中心に、欧州サッカーを取材した。2009年2月に日本に帰国し、現在は『Number』『週刊東洋経済』『週刊サッカーダイジェスト』『サッカー批評』『フットボールサミット』などに寄稿。おもな著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則』(サッカー小僧新書)など。