100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、最も高い市場価値を記録した日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した最高市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は1月4日時点における最高額。所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
75位:イングランドでもプレーしたボランチ
【写真:Getty Images】
MF:戸田和幸(清水エスパルス)
最高市場価値:200万ユーロ(約2.4億円)
更新日:2005年6月14日(当時26歳)
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桐蔭学園高校を卒業して1996年に清水エスパルスに加入した戸田和幸は、1年目から公式戦6試合に出場した。背番号を4に変更した1999シーズンは、森岡隆三、斉藤俊秀との堅い3バックを形成してJリーグ2ndステージ優勝に大きく貢献した。
2000シーズン限りでブラジル人MFサントスが退団したことに伴い、当時のゼムノビッチ・ストラヴゴ監督が戸田をボランチへとコンバート。これが転機となり、2001年5月に行われたコンフェデレーションズカップで日本代表デビューを飾っている。中盤の潰し屋としてチームに欠かせない選手となり、2002年の日韓ワールドカップでは全4試合にフル出場した。
こうした活躍が評価され、03年冬にトッテナムへと期限付き移籍している。稲本潤一に次いでプレミアリーグでプレーした史上2人目の日本人選手となった。しかし、2002/03シーズン後半にプレーしたトッテナムと2003/04シーズンにプレーしたデン・ハーグでは目立った成績を残すことができず、04年夏に所属元の清水へと復帰している。清水復帰後は再びレギュラーに定着し、市場価値は05年6月に自己最高額となる200万ユーロ(約2.4億円)となった。