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何が足りない? マンチェスター・ユナイテッドの攻撃は散々な内容。勝つには勝ったが、データが示す弱点とは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

プレミアリーグ第23節マンチェスター・ユナイテッド対ウェストハムが現地時間22日に行われ、1-0でホームチームが勝利している。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いをしている相手から勝ち点3を獲得した一方で、攻撃の内容は散々だった。質の高いチャンスが作れなかったことを証明するデータとは?(文:安洋一郎)


リーグ戦では6試合ぶりの無失点

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【写真:Getty Images】

 ミッドウィークにブレントフォードに勝利していた8位マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間22日に中2日でホームに4位ウェストハムを迎えた。消化試合数に差はあるが、今節前の時点で両者の勝ち点差は2であり、来季の欧州カップ戦出場権獲得に向けて非常に重要な試合となった。

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 ユナイテッドのスタメンで直近数試合と異なっていたのは、怪我から主将ハリー・マグワイアが戻ってきたという点だ。ウェストハムは最前線に君臨するミカエル・アントニオを筆頭にトマーシュ・ソ-チェク、クル・ズマら空中戦に絶対の自信を持つ選手が数多く揃っている。

 こうした空中戦とセットプレーに自信のあるウェストハム相手の試合で、チーム随一の空中戦の強さを誇るマグワイアが先発復帰したのはユナイテッドにとって非常に好材料だった。データサイト『Sofa Score』によると、今節でのアントニオの空中戦勝率は30%に留まっており、早速マグワイア効果が発揮された形となっている。

 対するウェストハムもズマが今節スタメンに復帰。彼ら怪我人の復帰に加え、両チームの中盤が多くのボールを回収できたこともあり守備は安定していた。一方でどちらもファイナルサードでの創造性に欠いており、試合を通じて決定的なシーンはほとんど見られなかった。

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