ラ・リーガ第22節、ビジャレアル対マジョルカが現地時間22日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。日本代表MF久保建英は先発出場。69分までプレーしたが、ゴールやアシストという結果は残せなかった。また守備では自身の受け持つ右サイドをボロボロにされている。一体なぜ。(文:小澤祐作)
マジョルカは成す術なく完敗
またも1部残留は叶わないのか――。マジョルカが危機的な状況にある。
【今シーズンの久保建英はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
今季のスタートこそ良かったが、ここ最近は結果はもちろんのこと、内容にも希望が全く見えてこない。迎えた第22節ビジャレアル戦も、最後には絶望感だけが残る形となってしまった。
マジョルカは立ち上がりから守備がハマらず、ビジャレアルに押し込まれると、その流れのまま12分に失点。右サイドをアルフォンソ・ペドラサに突破され、最後はフランコ・ルッソのオウンゴールを誘発されてしまった。
マジョルカに決定機が全くなかったわけではない。20分には久保建英のクロスをゴール前でフリーとなっていたアマト・エンディアイエが合わせている。しかし、この絶好のチャンスを仕留め切ることはできなかった。
すると34分にはカウンターを浴び、最後はマヌ・トリゲロスにゴールを献上。一発を確実に決めきってくるビジャレアルと、一発を決めきれないマジョルカ。これだけでも、両者に大きな差があるのは明らかだった。
後半もマジョルカは決定力不足を露呈。58分にはパブロ・マフェオからフェルナンド・ニーニョに絶妙なクロスが入ったが、シュートは枠を外れている。
こうしてビジャレアルに焦りすら与えられなかったマジョルカは、終盤にルッソが退場、そしてPKを沈められ0-3とされるなど、成す術なく完敗した。これでリーグ戦は4連敗。いつ降格圏に転落しても不思議ではない。