100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、最も高い市場価値を記録した日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した最高市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は1月4日時点における最高額。所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
60位:日韓ワールドカップでゴールを決めた男
【写真:Getty Images】
FW:鈴木隆行(鹿島アントラーズ)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
更新日:2005年6月14日(当時29歳)
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1995年に鹿島アントラーズに加入した鈴木隆行は、1996シーズンにJリーグデビューを飾ったが、トップチームに定着することはできなかった。1997シーズンは鹿島OBのジーコがブラジルのリオデジャネイロ州3部リーグに設立したCFZ・ド・リオへと期限付き移籍し、21試合で7ゴールと結果を残した。
その後はジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)や古巣であるCFZ・ド・リオ、川崎フロンターレへと相次いで期限付き移籍を果たすが、いずれの移籍先でも結果を残せなかった。2000シーズン後半戦に川崎Fから鹿島へと復帰すると公式戦15試合で7ゴールを決めて瞬く間に主力に定着。同シーズンのJ1、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)、天皇杯の国内三冠に貢献した。
2001年には日本代表デビューを果たし、2002年に行われた日韓ワールドカップではベルギー代表戦で1ゴールを記録。この活躍から大会終了後にベルギーのヘンクへと期限付き移籍したが、公式戦28試合で無得点に終わり03年7月に鹿島へと復帰した。復帰から1ヶ月後の8月に再びベルギーのクラブへと期限付き移籍することとなり、ヒュースデン=ゾルダーでは公式戦34試合で6ゴールを記録した。欧州での活躍、そして鹿島に復帰した2004シーズン途中からの活躍もあり、市場価値は05年6月に自己最高の250万ユーロ(約3億円)に到達した。