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前代未聞!90分経過前に試合終了、しかも2度…。アフリカ・ネーションズカップで主審大暴れ

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



 現在開催中のアフリカ・ネーションズカップで、前代未聞の大混乱が起きた。『CNN』などが取り上げている。

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 問題が発生したのは、12日に行われたチュニジア対マリの一戦。試合はマリが1-0で勝利しているが、そこに至るまでに何度もトラブルが起きている。

 マリが48分にPKでゴールを奪って1-0とリードしていた85分、ジャニー・シカズウェ主審が突如試合終了の笛を吹いた。これにチュニジア側が猛抗議。ミスを把握したようで、その後試合を再開させた。

 しかし、90分が経過する数秒前に同主審は再び試合終了のホイッスルを吹いている。この一戦では両チームにPKが1つずつあり、マリには退場者も出ていた。そのため、アディショナルタイムなしというのはあり得ない展開だった。

 2度目も主審のミスであることが分かり、試合は再々スタートを切ることになったという。しかし、追いかける立場のチュニジアはピッチに戻らず、試合はそのままマリの勝利に終わった。

 チュニジアのモンドヘル・ケビエル監督は、「集中力を失った。選手はすでにシャワーを浴びていたし、恐ろしい状況に直面して意気消沈していたので、再開することを望まなかった」と試合後に説明している。

 ただ、一部報道によると、試合に戻らなかったチュニジアは、何らかの形でペナルティを科される可能性もあるとのことだ。

 『CNN』はこの騒動について大会の主催者であるアフリカサッカー連盟に問い合わせたが、すぐに回答は得られなかったとしている。

【了】

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