「クローゼは我々にとってまだなお価値がある」
フォルタレーザの地でドイツ代表がガーナ代表と2-2のドローという激しい攻防を終えて、一夜明けると、朝刊で躍ったのは36歳のベテランだった。
「ありがとう、ベテラン!(Danke, Alter ! / ビルト日曜版(Bild am Sonntag)」
「宙返り-クローゼ、救世主(Salto-Klose, der Retter)/デュッセルドルフ・エクスプレス日曜版(Sonntag Dusseldorf EXPRESS)」
ビルト日曜版、デュッセルドルフ・エクスプレス日曜版ともに、ガーナ代表を相手に2-2へと持ち込むゴールを決めて、宙返りをするクローゼの写真を一面に大きく持ってくる。
ビルト日曜版には「WM2014(W杯2014)」という特集も折り込まれていた。その中でも、「救世主クローゼ!(Retter Klose !)」という大きな見出しと、コーナーキックからヘーヴェデスが逸らしたボールを押し込もうとするクローゼの大きな写真が、まず掲載されている。
4度目のW杯に挑むことが「信じられない」とし、ガーナ代表を相手にドイツ代表を救ったゴールがW杯通算15得点目となって、元ブラジル代表のロナウドの記録に並んだことなどが記された。他にも、「ミロスラフ・クローゼは我々にとってまだなお価値がある。『ベテラン』はW杯で『メガ・ジョーカー』となることができる」と高い評価である。