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日本代表 10年前

韓国メディアが見た日本。「本当にパスだけ多かった」と酷評。香川にも厳しい評価「挑戦は失敗し、パロディに終った」

日本対ギリシャをお隣・韓国はどう見たのか? 他国と同様、厳しい評価が並んだ。特に香川真司については「ドログバになれなかった」と独特の表現で酷評した。

text by 呉承鎬 photo by Getty Images

「ボールをキープするだけに終っていた」

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アルベルト・ザッケローニ監督【写真:Getty Images】

 ギリシャ戦をスコアレスドローで終え、グループリーグ突破に厳しい状況に追い込まれた日本。4年前の南アフリカ大会でギリシャを2-0で下した韓国の現地メディアは、その試合をどう振り返ったのか。

 多くの韓国メディアが取り上げているのは、日本のパスサッカーの限界について。『XPORTSニュース』は、「パスを前面に掲げた日本、本当にパスだけ多かった」という記事を掲載した。

「(日本は)90分間で556本のパスを成功させた。ギリシャの140本と比べると、圧倒的な数字だ。しかし、得るものは何もなかった。得点を上げることはできず、引き分けに満足するしかなかった」。同じく『Oh my news』も、「決定的なチャンスを作る果敢な“キラーパス”がまったく見られなかった。日本が効率的だと誇っていたパスサッカーは、瞬時に非効率的なサッカーに転落した」と報じている。

「本大会では創造性を欠いた日本」と見出しを打った『news1』も、ほぼ同じ論調だ。

「パスサッカーでボール占有率を高めるサッカーは有効ではある。しかし、その占有率がただボールを持っているだけに終っているところが問題だ。創造的なプレーにつながる果敢なパスがあってこそ相手を倒すことができるが、そのままボールをキープするだけに終っていた」と指摘した。そして、「プレッシャーのない試合で見せていた日本の力強さは消えた。本大会では失敗が続いている」とまとめている。

 コートジボワール戦でザッケローニ監督の采配を疑問視した『dailian』は、今回も「ザッケローニが台無しにした! 2連続、交代失敗」との記事を掲載。後半の香川投入に対しては「適切だった」としながらも、「問題はコンディションの良かった大迫を交代した点」、「大迫は前半のシュート3本のうち、2本が枠内。日本の攻撃陣の中で、最も正確性が高かった。彼をピッチに残しておくべきだった」と分析した。

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