日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、現地時間21日の練習を急遽オフに変更し、即席で会見を行った。
ここまでの2試合、終盤にはDF吉田麻也を前線に上げてパワープレーを実践していることに関して質問されると「相手がベタ引きして打開できない時には、最後の数分に限ってトライしてみるべきだと思っている。そういう意味でチョイスをした」と、限定的ながらオプションとして考えていたこと明かした。
しかし、「当然、日本のサッカーにそういった文化が無いというのは良く分かっているので、5分以上は出来ないというのもよく分かっている。あくまでも終盤の数分限定だと説明した。
その理由に関しては「日本は小さい頃から足元でつないでボールを失わないように指導されているので、そこには合わせられないと感じている。代表戦でも空中戦に強い選手を終盤に入れるチョイスをしたが機能しなかった」と語った。
そして、「日本のサッカーにはない部分があるので、それを出しても仕方ない。素早いコンビネーションではがしていくのがこのチームのサッカーだと思っている」としながらも「相手がベタ引きして、コンビネーションを出すスペースを与えてくれない状況になったら、2分間だけやることはありえる」と、今後も継続していくことを示唆した。
【了】
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