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前田直輝が加入、オランダのユトレヒトはどんなクラブ?現在の成績や過去の日本人選手は…

text by 編集部 photo by Getty Images

前田直輝
【写真:Getty Images】



 J1の名古屋グランパスに所属するFW前田直輝は、オランダ1部エールディビジのユトレヒトへ期限付き移籍することが13日に発表された。前田の加入するユトレヒトとはどんなクラブだろうか。

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 ユトレヒトは1970年に3つのクラブが合併する形で誕生。100年以上の歴史を誇るクラブも多い欧州の中では比較的新しいクラブとなるが、合併した3クラブの中にはリーグ優勝経験のあるクラブも含まれており、創設1年目からトップリーグであるエールディビジに参戦した。

 ユトレヒトとしてのリーグ優勝はないものの、オランダの“3強”以外では降格を一度も経験せずエールディビジで戦い続けている唯一のクラブ。国内カップでは3度の優勝を飾り、2年前にも決勝(新型コロナウイルスの影響で中止)へ進むなど好成績を収めてきた。

 リーグ戦でも近年は安定して上位の成績を収めており、昨季まで6シーズン連続で6位以上。チャンピオンズリーグ出場経験はないものの、予選を含めてヨーロッパリーグ(EL)には数回出場している。昨季は国内のプレーオフ決勝で敗れて惜しくも欧州行きを逃した。

 今季エールディビジでは序盤戦で首位アヤックスとのアウェイゲームに勝利するなど好調なスタートを切り、一時は3位をキープ。ここ数試合はやや調子を落とし、16試合を終えた時点で6位に位置している。

 過去には2人の日本人選手が在籍しており、前田で3人目となる。2003年にはジュビロ磐田からの期限付き移籍で藤田俊哉氏が半年間在籍。現アルビレックス新潟の高木善朗は2011年から2年半ユトレヒトに所属し、リーグ戦34試合に出場した。

 ユトレヒトは年内にリーグ戦をあと2試合予定しており、短いウィンターブレイクを挟んで年明け後の初戦となるのは1月16日のアヤックス戦。前田のデビュー戦は、いきなりオランダ屈指の名門クラブとの試合ということになるかもしれない。

 エールディビジで現在プレーしている日本人選手は他に4人。PSVにMF堂安律、AZアルクマールにDF菅原由勢、PECズヴォレにDF中山雄太とDFファン・ウェルメスケルケン・際が所属している。名古屋からAZへ移籍した菅原は前田と元チームメートであり、ユトレヒトとの次の対戦はリーグ終盤戦の第33節に予定されている。

【了】

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