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ドイツメディアが見た日本。「奇妙な試合」「何もしない」、日本代表へ理解示せず。逆にギリシャは評価「勇気ある10人」

日本代表が引き分けに終わったギリシャ戦。ドイツのスポーツ誌はどのように報じたのだろうか。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「しかし日本はそこから何もしない」

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カツラニスの退場で数的優位に立った日本だったが…【写真:Getty Images】

 ブラジルWグループC、日本代表対ギリシャ代表の一戦は、ドイツ時間で6月20日午前0時のキックオフだった。目をこすりながらテレビ画面に目を凝らしたドイツ人は、あまりいなかったかもしれない。

 そうした状況もあり、6月20日付SportBild電子版の同試合を伝える記事もどこか淡々とした印象があった。「日本が優勢にもかかわらず勝利を逃す」という見出しが付けられて、最初にグループCを勝ち抜けたチームはコロンビアであることと、ギリシャと日本が16強に到達するための条件が記される。

 まず、38分にカツラニスが長谷部誠へのファウルで2枚目のイエローカードを貰い退場となった場面が取り上げられた。「しかし日本はそこから何もしない」。手厳しいが、SportBildにしてみれば、人数において優勢に立ったにもかかわらず、日本は何もアクションを起こさなかったとのことである。

「戦いに当たって開始から両チームともに神経質であり、なのでプレッシャーは大きかった」とされ、この試合を落としてもギリシャは最終戦に小さなチャンスがあるが、日本は負ければW杯から敗退することを知っていた、とする。

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