ラ・リーガ第17節、マジョルカ対セルタが現地時間10日に行われた。前節のアトレティコ・マドリード戦で決勝点をマークした日本代表MF久保建英は、69分から出場。しかし、タッチ数はわずか「2回」に留まった。ピッチ上では一体、何が起きていたのだろうか。(文:小澤祐作)
タッチ数はたったの2回
ラ・リーガ第16節アトレティコ・マドリード戦で、日本代表MF久保建英はマジョルカのヒーローとなった。
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1-1で迎えた後半アディショナルタイム、前掛かりになっていたアトレティコの背後を突いた久保はそのままドリブルでゴール前に侵入すると、最後は世界最高峰のGKヤン・オブラクの股を通してゴールネットを揺らす。マジョルカにリーグ戦8試合ぶりとなる白星をもたらした。
しかし、ルイス・ガルシア・プラサ監督は「彼はどんどん良くなっている。ただ、まだ90分間プレーするには少し足りない」と9日の会見で話すなど、負傷明けの久保を慎重に起用する姿勢を崩さなかった。その言葉通り、10日のセルタ戦も、背番号17はベンチスタートとなっている。
久保に出番が回ってきたのは0-0で迎えた69分のこと。アントニオ・サンチェスに代わり、右サイドハーフに入っている。
ただ、結果から言うと、日本人レフティーは何もできなかった。データサイト『Who Scored』によると、同選手のタッチ数はAT含めた約25分間でたったの2回。78分にイ・ガンインからパスを受けた場面と、82分に味方からのボールを頭で受けた場面である。
途中出場とはいえ、これはあまりにも少なすぎる数字である。では、なぜこのような結果になったのか。ピッチ上では何が起きていたのだろうか。