100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い Jリーガーは誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値は11月30日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
35位:ブンデスリーガのクラブで初めて主将を務めた日本人
【写真:Getty Images】
DF:酒井高徳(日本/ヴィッセル神戸)
生年月日:1991年3月14日(30歳)
市場価格:130万ユーロ(約1.6億円)
2021リーグ戦成績:38試合1得点4アシスト
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ドイツ人の母親を持つ酒井高徳は、アルビレックス新潟でプロキャリアをスタートさせた。利き足は右だが、左足も利き足のように使えることもあり、2010年シーズンに左サイドバックのレギュラーに定着。J1で結果を残し、2011年12月には、母親の故郷であるドイツ、シュツットガルトへと移籍した。
シュツットガルトで長きに渡って主力選手としてプレーした後、15年夏に古豪ハンブルガーSVへと完全移籍。マルクス・ギズドル監督の下ではブンデスリーガ史上初めて日本人選手で主将を務めた。しかし、2017/18シーズンにはクラブ史上初の2部降格となってしまった。降格してから1シーズンは残留したが昇格を果たせず、19年夏にJリーグ復帰を決断。ヴィッセル神戸へと移籍した。
神戸ではすぐに絶対的な主力に定着。J1をクラブ史上最高位の3位でフィニッシュした2021シーズンは、全38試合でフル出場と正にフル稼働の活躍だった。
そんな酒井の市場価値が最も高騰していたのは、シュツットガルトに在籍していた2013年1月の400万ユーロ(約4.8億円)だ。UEFAヨーロッパリーグにも出場していた同シーズンは、公式戦41試合出場と正に飛躍を遂げた年だった。その後は上昇と下降を繰り返し、19年夏の神戸加入以降は130万ユーロ(約1.6億円)付近をキープしている。