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イタリアメディアが見た日本。「事実上敗退」「スピードが単調で遅い」と厳しい評価。ザック戦術にも苦言「人は替えても戦術」

本田圭佑と長友佑都がプレーし、アルベルト・ザッケローニ監督が生まれた国、イタリアのメディアが日本対ギリシャを分析。初戦同様、厳しい評価が並んだ。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「プレースキック以外に、彼らがゴールを脅かすチャンスはなかった」

“Zac non sfonda ma resta in corsa”
「ザック成功せず、しかし勝負には残る」

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イタリアメディアのレビューでは日本のパフォーマンスについて厳しく報じられていた【写真:Getty Images】

 20日付けのガゼッタ・デッロ・スポルトで、日本vsギリシャ戦のマッチレビューに掲げられた見出しである。まだ決勝トーナメント進出の可能性を残しており、希望を残しているような表現ではあるのだが、レビューの本文では日本のパフォーマンスについて厳しく報じられていた。

「今、ザッケローニには問題が降り掛かる。後半まるまる11対10になりながら、粘り強く守ったギリシャを凌駕することができなかった」

 そのギリシャについて同紙は「今にも崩れそうな状態でありながら、カラグーニスの投入により勇気を取り戻し、あまつさえ得点機では日本よりも危険なチャンスを創出していた」と評価。

 一方日本については、「懸命に組み立てても、慢性的に不正確な面が一つあったので全てをフイにしてしまう。プレースキック以外に、彼らがゴールを脅かすチャンスはなかった」とフィニッシュワークで日本が苦労していた様子をリポート。

「エリアの周りでボールを回しても、仕掛けといえばサイドからのクロスぐらい。それもギリシャのDF陣にとっては簡単に処理出来るものだった」と攻撃パターンの稚拙さが嘆かれていた。

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