【写真:Getty Images】
明治安田生命J2リーグ第41節の試合が28日に行われた。大混戦となっていた下位争いでは2チームの降格が決定したが、その他に5チームが降格の可能性を残したまま最終節を迎えることになった。
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2試合を残した時点で下位9チームに降格の可能性が残っていたが、28日の試合の結果により栃木SCとレノファ山口FCはJ2残留が決定。一方で、下位2チームの愛媛FCと松本山雅FCはJ3降格が決定した。
最終節に運命が持ち越されたのはザスパクサツ群馬、ツエーゲン金沢、大宮アルディージャ、SC相模原、ギラヴァンツ北九州の5チーム。J3上位の結果によっても左右される複雑な残留争いの条件を整理してみよう。
今季のJ2から来季J3に降格するのは下位4チームだが、J2ライセンスを持たないJ3チームが昇格圏でシーズンを終えた場合には入れ替えチーム数が減ることになる。ライセンスを持たないテゲバジャーロ宮崎がJ3暫定首位に立っていることが状況を複雑にしている。
J3の成績にかかわらずJ2残留を決めるためには、18位以上でシーズンを終えることが必要。残留争いに残っている5チームのうち北九州を除く4チームは、最終節に勝利すれば他会場の結果にかかわらず自力で18位以上を決めることができる。
最終節が大宮との直接対決となる群馬は、ドローでも自力で残留決定。京都サンガF.C.と対戦する金沢は、引き分けでも残留決定の可能性は十分にあるが、他会場次第では19位後退の可能性も出てくる。
アウェイで東京ヴェルディと対戦する相模原は、引き分けでは19位がほぼ確定する。北九州は5チームの中で格段に残留条件が厳しく、最終節でモンテディオ山形に勝利した上で相模原が敗れ、9点の得失点差を逆転し、さらにJ3の結果に頼らなければならない。
J3では首位の宮崎が最終節は試合無しとなり、2位いわてグルージャ盛岡と3位ロアッソ熊本の結果次第で2位以内にとどまるかどうかが決まる。12月5日の最終節はJ2が13時、J3が14時の全試合同時刻キックオフで行われるため、J2で19位となったチームは岩手と熊本に運命を委ねつつ1時間後の結果を待つことになる。
▽J2残留条件
16位 群馬(勝ち点41、得失点差-19): 引き分け以上で残留、敗れた場合は他会場とJ3次第
17位 金沢(勝ち点40、得失点差-21): 勝利で残留、引き分け以下なら他会場とJ3次第
18位 大宮(勝ち点39、得失点差-7): 勝利で残留、引き分け以下なら他会場とJ3次第
19位 相模原(勝ち点38、得失点差-18): 勝利で残留、引き分け以下なら他会場とJ3次第
20位 北九州(勝ち点35、得失点差-27): 勝利した上で相模原が敗れ、得失点差を逆転できればJ3次第で残留
【了】