【写真:Getty Images】
リバプールの日本代表MF南野拓実は、20日に行われたプレミアリーグ第12節のアーセナル戦で待望の今季リーグ戦初ゴールを挙げた。南野がひとつの結果を出したことは、リバプールの冬の補強戦略にも影響する可能性があるのかもしれない。
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今季もリバプールではなかなか出場機会を得ることができていなかった南野だが、ここ数試合はプレミアリーグやチャンピオンズリーグでも途中交代で出場。冨安健洋との日本人対決となったアーセナル戦では交代出場からのファーストタッチでゴールネットを揺らし、リバプールの4-0での大勝を締めくくった。
試合後にはユルゲン・クロップ監督も南野を絶賛し、今後の出場機会増加の見通しも示した。英紙『ミラー』は22日付で、南野に対するクロップ監督のコメントからは、リバプールが1月にそれほど補強を行わない可能性もうかがえるという見方を伝えている。
リバプールの絶対的主力であるエジプト代表FWモハメド・サラーやセネガル代表FWサディオ・マネは、アフリカ・ネーションズカップ出場のため1月にチームを離れる見込み。昨夏に攻撃陣の補強がなかったこともあり、リバプールは冬の移籍市場で新たな攻撃的選手を加える可能性が高いとも予想されていた。
だがクロップ監督は南野が「5つのポジションをこなせる」とユーティリティー性を強調し、主力メンバー不在の穴を埋める存在となる可能性を示唆。「今の彼は我々にとって非常に重要だ」「これから間違いなく試合(出場機会)があるだろう」と語った。
「1月に誰がやってくるのか、それともミナミノがリバプールファンの苦悩に対する答えになるのか」と『ミラー』紙は述べている。今後もさらなるアピールを継続できれば、チームの厳しい時期に南野がリバプールにとって大きな存在となることもあるかもしれない。
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