【写真:Getty Images】
チェルシーでもPKキッカーを務め、冷静沈着なキックで“PK職人”として知られるMFジョルジーニョだが、イタリア代表では異変が続いている。12日の試合でもPKを失敗してしまった。
【今シーズンのチェルシーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
イタリア代表はカタールワールドカップ欧州予選の試合でスイス代表と対戦。グループ首位攻防戦となったこの試合に勝利を収めれば予選突破の可能性を大きく高められるところだったが、1-1で迎えた終了間際に獲得したPKをジョルジーニョがクロスバーの上へ外してしまい、結局ドローに終わった。
チェルシーでは今年に入ってから7本のPK全てを成功するなど、ジョルジーニョはPKの名手として知られる。イタリア代表でも昨年までに担当した5本は全て決めていたが、今年はやや歯車が狂ってしまっている。
夏のユーロ2020(欧州選手権)では準決勝のスペイン戦で、PK戦の勝利を決める最後のキックを見事に成功。だがイングランドとの決勝のPK戦では失敗してしまい、GKジャンルイジ・ドンナルンマのセーブに助けられる形となった。
ワールドカップ予選では9月に行われた前回のスイス戦でもPKを決められず、今回も再び失敗。ユーロ決勝に続いて3本連続で失敗したことになる。
ロベルト・マンチーニ監督は試合後にジョルジーニョを擁護しつつ、今後もキッカーを任せるかどうかは断言せず。イタリアメディアではPKキッカー変更の議論も浮上し、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙はドメニコ・ベラルディ、ロレンツォ・インシーニェ、レオナルド・ボヌッチなどを代役候補に挙げている。
スイス代表と勝ち点で並んで最終節を迎える状況となったイタリア代表は、15日の北アイルランド代表戦で勝利を逃せばプレーオフに回る可能性もある。PKのチャンスが訪れたとすれば、キッカーの人選に注目が集まりそうだ。
【了】