【写真:Getty Images】
UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節、ヘンク対ウェストハムが現地時間4日に行われ、2-2の引き分けに終わった。ウェストハムのデクラン・ライスが「我々は粗いスタートを切ってしまった」と振り返った通り、立ち上がりに試合を動かしたのはヘンク。日本代表MF伊東純也は、完璧なパスで先制点をアシストしている。
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ヘンクは自陣でボールを拾うと、伊東は中央へと顔を出す。パスを受けた伊東は自陣から前にボールを運び、センターサークル付近からスルーパスを送った。ジョセフ・ペイントシルはこれに反応し、DFラインを突破。GKアルフォンス・アレオラの出した手に当たったシュートは、左のゴールポストに当たってゴールに吸い込まれた。
立ち上がりにパスワークからゴールを奪うという点で見れば、直近のリーグ戦と同じだ。10月31日のズルテ・ワレヘム戦でも、伊東は自陣に降りてビルドアップに加わり、最後はアタッキングサードで再びパスを受けて右足でゴールネットを揺らしている。
先手を取ったのはヘンクだが、ここまで3戦全勝のウェストハムは後半に逆転した。しかし、ヘンクはオウンゴールから同点に追いつき、首位のウェストハム戦で価値ある勝ち点1を掴んでいる。
日本代表での伊東はタッチライン際でプレーすることが多く、サイドアタッカーのイメージが強い。しかし、ヘンクでは自陣に降りたり、中央に顔を出すなど、流動的にポジションを変えながら様々な役割を担う。もちろん、スピードを活かした突破や精度の高いクロスも相手の脅威となっており、今季はリーグ4位の6アシストをマークしている。先月にはヘンクとの契約を2024年まで延長。クラブでの活躍からも目が離せない。
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