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なぜか…アルゼンチン代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

アルゼンチン代表で輝けなかった5人の名手

アルゼンチン代表はどのポジションを切り取っても世界トップクラスのタレントと選手層を擁している。今回は、選手層が厚すぎるがゆえにアルゼンチン代表で活躍できなかった5人の選手を紹介する。


FW:マウロ・イカルディ

マウロ・イカルディ
【写真:Getty Images】

FW:マウロ・イカルディ(パリ・サンジェルマン/フランス)
生年月日:1993年2月19日
アルゼンチン代表成績:8試合1得点1アシスト


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 2013年から7年間過ごしたインテルでセリエA得点王に2度も輝くなど、一躍世界的ストライカーとしてその名を轟かせたマウロ・イカルディ。しかし、そんな彼はこれまでアルゼンチン代表で8試合しか出場したことがない。クラブでの華々しい活躍とは別に、この男には“問題”が多すぎたのである。

 2013年10月に代表デビューを果たしたイカルディだったが、その2ヶ月後、同胞でサンプドリア時代の仲間だったマキシ・ロペスの妻であるワンダ・ナラとの不倫が発覚。それにより、レジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏などから痛烈な批判を浴び、さらにはリオネル・メッシら重鎮選手がイカルディの招集を望んでいないといった報道も絶えぬようになってしまった。

 プライベートの問題でしばらく代表から遠ざかっていたイカルディは2018年に久々に招集されているのだが、その翌年には再び声を掛けられなくなった。理由はインテルとの契約延長交渉が難航し、主将の座を剥奪され、さらに監督からのメンバー招集を拒否したことにある。事実、当時リオネル・スカローニ監督は「現時点で彼に起こっている問題が我々に悪影響を及ぼすことは明らか」と話していた。結局、問題を繰り返してきたイカルディは、インテルを退団しパリ・サンジェルマン(PSG)に加入して以降もアルゼンチン代表のユニフォームを着られずにいる。

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