【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は4日、今月行われるFIFAカタールワールドカップ・アジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表した。今回招集された前田大然は、2019年に参加したコパ・アメリカ2019以来、2年ぶり日本代表復帰。東京五輪後、横浜F・マリノスのエースとしてチーム牽引するこのFWは、勝利が必須のこのタイミングで復帰となった。
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絶対的エースの大迫勇也やセルティックで活躍する古橋亨梧が名を連ねる中、前田が招集された理由の1つは、Jリーグで得点を量産している調子の良さだろう。
東京五輪後、リーグ戦13試合で8得点を決めているこのFWは、現在J1得点ランキングトップ。第35節を終えた時点で18得点を決めている。最前線で体を張る大迫とは異なり、圧倒的なスピードで相手の裏に抜けるこの男は、日本代表の新たな切り札となり得る。
タフな試合となるアウェー2連戦は、ベンチメンバー含めた総力戦となる。スタメン11人だけでは決して戦い抜くことが出来ない。攻撃だけでなく、前からの果敢なプレスで守備にも貢献できるこの男は、スタメン出場とはならずとも、試合終盤に出番が回ってくるだろう。
最前線で守備に貢献し、相手が前がかりになった一瞬の隙を突いて得点を奪える前田にとっては存在感を高め、ワンプレーでヒーローになれるまたとないチャンス。2年ぶりに代表復帰となるが、日本が誇るスピードスターの活躍に期待したい。
【了】