100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値、成績は9月28日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
35位:日本屈指のダイナモ
【写真:Getty Images】
MF:山口蛍 (日本/ヴィッセル神戸)
生年月日:1990年10月6日(31歳)
市場価格:140万ユーロ(約1.7億円)
20/21リーグ戦成績:34試合出場/6得点2アシスト
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セレッソ大阪U-18でキャプテンを務めた山口蛍は、リーグMVPに選出される活躍でJFAプリンスリーグU-18関西優勝に貢献。翌年トップチームに昇格し、プロデビューを果たした。クラブでの出場機会は少なかったが、2012年にはロンドン五輪に出場。全試合にフル出場し、メキシコ五輪以来、44年ぶりのベスト4進出に貢献した。
ロンドン五輪後、セレッソ大阪でも主力となった山口は、日本屈指のダイナモに成長。2013年に日本代表に初招集されると、2014FIFAワールドカップに出場した。豊富な運動量とアグレッシブな守備で相手のチャンスの芽を摘むこのMFは、全試合に出場したが結果はグループリーグ敗退。しかし、世界に自らの実力を示したこの男の市場価値は150万ユーロ(約1.8億円)に上昇し、2016年1月にハノーファーへの移籍を果たした。
シーズン途中からの加入となったが、代表戦での怪我によりリーグ戦出場は6試合のみ。クラブの思うような結果が出ず、2部リーグに降格が決定。シーズン終了後には、移籍後半年でのセレッソ大阪復帰を決断した。復帰後、2019年にヴィッセル神戸に移籍した山口は、自己最高の200万ユーロ(約2.4億円)を記録。しかし、その後は下落が続き、現在の140万ユーロ(約2.2億円)まで市場価値を落としている。