【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが、縦に3つ重ねたボールを順番に蹴って的に命中させるという動画が大きな反響を呼んだ。だがいくつかのメディアは、この動画が「フェイク」であると結論づけている。
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動画はブンデスリーガ公式ツイッターアカウント英語版が15日に投稿したもの。ハーランドはPKスポット上に3つのボールを垂直に積み上げると、左足で上から順番にゴールに向けてキックし、ゴールマウス左上に吊り下げられた的に3本連続で見事に命中させてみせた。
衝撃的なキック技術を見せつけた動画は大きな反響を呼び、現在までに1200万回以上再生。6万件以上の「いいね」、1万件以上のリツイートも集まっている。
だが、いくらハーランドの技術が優れているとしても、動画の内容は様々な点で非現実的であるとも言える。動画が本当にそのまま撮影されたものなのか、それとも合成などを用いた「フェイク」であるのかという盛んな議論も巻き起こった。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、この動画がフェイクであると主張。そう言い切れる理由として、的を吊り下げている右側の紐が1本目のキックで外れたように見えるが2本目では再び繋がっていること、ボールを3つ積み上げた上に崩さずキックするのは物理的に不可能であり、2つ目と3つ目のボールが不自然に重なっているようにも見えること、また影の長さや動きなどがおかしいことを挙げている。
独紙『ビルト』も「ハーランドの動画はフェイクだ!」と断言し、「いくつかのカットが重ねられている」と指摘。「偽装は数日中に解けるだろう」と、今後“種明かし”が行われることを予想している。