【写真:Getty Images】
来年のカタールワールドカップ以降は、テクノロジーを用いたオフサイド判定が行われることになるのかもしれない。アーセン・ヴェンゲル氏が見通しを示したとして英紙『ミラー』など複数メディアが伝えている。
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トップレベルのサッカーの試合では、判定に最新のテクノロジーが用いられることが過去数年で一般的となった。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)やゴールラインテクノロジーなどが各国リーグや国際試合などで導入されている。
一方で、オフサイドは得点に関わればVAR判定の対象となる場合もあるが、ゴールラインテクノロジーのようにオフサイド自体が機械判定される形とはなっていない。先日行われたUEFAネーションズリーグ決勝でのフランス代表FWキリアン・ムバッペのゴールなどのように、オフサイドに関する判定が物議を醸すケースもある。
国際サッカー連盟(FIFA)のグローバル・ディベロップメント代表を務めるヴェンゲル氏は12日の会見で、オフサイドの判定に向けた何らかの新テクノロジーが準備中であることを示唆した。正確な判定を下すことに加え、判定プロセスの迅速化もその目的とされている。
「特にオフサイドに関して、判定のスピードを上げていかなければならない。2022年のワールドカップでは今よりもはるかに速くオフサイドの判定を下すことができるようになるだろう。試合が止まる時間は短くなる」とヴェンゲル氏は語る。
「2022年ワールドカップではオフサイド(判定)が自動化される可能性が十分にある。私には秘密厳守の義務があるが、これこそがレフェリングの次なる大きな発展ということになるだろう」と同氏は続け、新技術が導入される見通しを示している。
【了】