【写真:日本サッカー協会】
【日本 0-1 サウジアラビア カタールW杯・アジア最終予選】
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日本代表は現地時間7日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦し、0-1で敗北を喫している。
3試合を終え勝ち点3。21世紀のアジア最終予選において、これほど最悪なスタートは初めてである。同3試合で得点数は「1」と内容もボロボロ。森保一監督では世界と戦えないということが、改めて証明された。
この敗戦により、W杯出場がさらに厳しくなったと言わざるを得ない。それは、アジア最終予選過去5大会の結果を見ても明らかである。
日韓W杯・アジア最終予選において最初の3試合で勝ち点3以下に終わったのはタイ代表、イラク代表、UAE代表、オマーン代表の4チームとなっているが、いずれも敗退を強いられている。ドイツW杯・アジア最終予選ではクウェート代表、北朝鮮代表の2チームが開幕3試合で勝ち点3以下に留まったが、やはり本大会行きの切符を掴むことはできなかった。
南アフリカW杯・アジア最終予選でも上記の結果に終わったチームはすべて敗退。直近のロシアW杯・アジア最終予選も同様だった。
そんな中、唯一開幕3試合で躓きながら上位2位に食い込んだのが、ブラジルW杯・アジア最終予選のオーストラリア代表である。彼らは開幕3試合で勝ち点が2に留まっていたが、その後驚異的な追い上げを見せ、日本代表に次ぐ2位に滑り込んでいる。
オーストラリア代表のような例もあるが、やはり序盤3試合で勝ち点3以下のスタートになると上位2組に入り込むのはかなり難しくなる。ブラジルW杯・アジア最終予選ではウズベキスタン代表が同3試合で勝ち点2となり、その後勝ち点を順調に積み上げたが、頑張っても3位が限界だった。すでにオーストラリア代表、そしてサウジアラビア代表に勝ち点6差をつけられている日本代表も、現実的な目標は3位でプレーオフに回ることになるだろう。ここから逆転で上位2チームに食い込む可能性は、限りなく低いと言えるはずだ。
ただもちろん、仮に3位に入ったとしても厳しい戦いは続く。アジアプレーオフを戦い、その後大陸間プレーオフに回るが、ここでは南米の5位や北中米カリブの4位と当たる可能性がある。今の日本代表で、果たして勝てるだろうか。いずれにしても開幕3試合で2敗したことにより、日本のW杯出場への道のりは直近では経験したことないほど厳しいものとなった。
【了】