【写真:Getty Images】
スリナムの副大統領が自身の保有するクラブの国際試合に60歳で出場したとして話題になったが、試合後の行動が大きな問題を生むことになった。CONCACAF(北中米サッカー連盟)が厳罰処分を発表している。
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今月21日に行われたCONCACAFリーグのインテル・ムンゴタプ(スリナム)対オリンピア(ホンジュラス)の試合で、インテル・ムンゴタプのオーナー・会長であるスリナムのロニー・ブルンスワイク副大統領が自ら先発出場して54分間プレー。国際試合の最年長出場記録を更新したとして話題となっていた。
試合に出場したこと自体には問題はない。だが『ESPN』などが報じたところによれば、ブルンスワイク氏が対戦相手のオリンピアの選手やスタッフらに現金を手渡しているように見える映像が出回っていたという。映像は試合後のドレッシングルームで撮影されたものとみられている。
この映像について調査を行うと表明していたCONCACAFは、現地時間25日に処分を発表。「深刻な違反」があったことが確認されたとして、ブルンスワイク氏に対してCONCACAF主催大会への3年間の参加禁止、また両クラブに対して今季の大会からの追放という厳重処分が言い渡された。
ブルンスワイク氏が相手選手らに現金を渡したとみられる理由は明らかにされていない。試合は6-0でオリンピアの勝利に終わっていたため八百長を目的とした買収などではないと考えられるが、いずれにしても対戦相手との間での現金授受は重大な違反として裁かれる結果となった。
【了】