リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。今回は「パス」にフォーカスしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
15位:マンCを支えるマエストロ
【写真:Getty Images】
MF:イルカイ・ギュンドアン(ドイツ代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1990年10月24日(30歳)
市場価格:4000万ユーロ(約48億円)
20/21リーグ戦成績:28試合出場/13得点3アシスト
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ユルゲン・クロップ監督の下、加入初年度から躍進するドルトムントの中盤で重役を担ったイルカイ・ギュンドアンは、11/12シーズンにリーグ優勝とDFBポカール(国内カップ)の国内2冠に貢献。その後2016年に移籍したマンチェスター・シティでは、昨季MFながらチーム最多の13得点を決め、怪我でエースを欠いたチームを優勝に導いた。
繊細な細かいボールタッチで密集した中盤でも高いキープ力を持つギュンドアンは、長短の正確かつ相手の意表を突く「パス」で攻撃のタスクを振るう。さらに高い「IQ」を持ち、戦況を見極めて果敢にゴール前に顔を出すこのMFは、高い決定力でゴールを奪うこともできる。多彩なプレーが可能なこの男は、現プレミア王者をピッチ中央で支えている。
今季で30歳を迎えるギュンドアンは戦術理解度が高く、ポジションや役割が何であろうと高パフォーマンスを見せる。チームの窮地に救うこの男の献身性とユーティリティー性は、各国の実力者が揃うマンチェスター・シティーでも欠かせないものとなった。今季のプレミアリーグ連覇を左右するのはこの男の存在かもしれない。