【写真:Getty Images】
現在4年に1回開催されているFIFAワールドカップを2年に1回の開催に変更するという提案に対し、各方面から様々な反応が寄せられている。その多くは反対意見だ。
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ワールドカップを2年に1回開催するという案は以前から存在するが、国際サッカー連盟(FIFA)では今年5月にサウジアラビアサッカー連盟の行った提案を受けて改めて検討を開始。FIFAでグローバル・ディベロップメント部門責任者を務める元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏が中心となって改革案を提唱している。
だが欧州サッカー連盟(UEFA)や南米サッカー連盟(CONMEBOL)など多くの団体がこの案に対し相次いで反対の意思を表明。UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、提案が実現した場合には欧州勢がワールドカップ参加をボイコットする可能性も示唆した。
リバプールのユルゲン・クロップ監督も、選手の負担の大きさを理由にワールドカップ隔年開催への反対姿勢を示した。「最も重要な存在である選手たち抜きではプレーできないことを理解しなければならない」「結局は金のことしか考えていない」と10日の会見で語っている。
一方で、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はヴェンゲル氏への賛同を表明した数少ない監督の一人。必ずしもワールドカップの隔年開催に限らず、コンフェデレーションズカップ復活や新大会創設なども含めて、少なくとも議論の価値はあると主張した。
「一人のファンとしてワールドカップ観戦を楽しんでいる。2年に1回あるのなら良いことだ。ワールドカップではないとすれば別の大会だという意味で、私はアーセンに賛成だ。アイディアが出されて話し合いが行われるのは喜ばしいことだ」とグアルディオラ監督はコメントしている。
【了】