【写真:Getty Images】
ミランを退団してフリーとなっていた元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチが現役引退を表明した。輝かしいキャリアの中でも名場面のひとつとして思い出されるシーンといえば、4年前のチャンピオンズリーグ(CL)決勝で記録したスーパーゴールだ。
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母国クロアチアで頭角を表したあとドイツへ移ったマンジュキッチは、ヴォルフスブルクとバイエルン・ミュンヘンでも順調にゴールを量産。2013年にはバイエルンとボルシア・ドルトムントとのドイツ対決となったCL決勝で先制ゴールを挙げ、バイエルンの優勝に貢献するとともにCL決勝で初めてゴールを記録したクロアチア人選手となった。
さらにアトレティコ・マドリード、ユベントスとチームを移りながらも確かな結果を残し続け、2017年には再びCL決勝の舞台へ。ユベントスがレアル・マドリードにリードを許す展開となったが、先制点を奪われた7分後の前半27分に伝説のゴールが生まれた。
アレックス・サンドロのクロスからゴンサロ・イグアインが浮き球で繋いだボールをマンジュキッチが受けると、胸トラップをした瞬間に寄せてきた守備陣に厳しいマークを受けてしまう。だが足元のシュートコースを消されたマンジュキッチはボールが落下するのを待つことなく、そのままオーバーヘッド気味のアクロバティックなボレーでゴール右上隅の絶妙なコースへとシュートを叩き込んだ。
試合には敗れる結果に終わったが、マンジュキッチはクリスティアーノ・ロナウドに続いて史上わずか2人目となる異なる2チームでのCL決勝ゴールを達成。さらにクロアチア代表が初のファイナルへ進んだロシアワールドカップ決勝でもゴールを挙げるなど大舞台での強さを発揮した選手だった。