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2大会連続主将の長谷部、“日本サッカーのスタイル”を追求「未来もこのサッカーで戦っていくんだというものを示したい」

2大会連続で主将としてW杯に臨む長谷部誠。間近に迫ったコートジボワール戦に間に合うのか気がかりだが、本人は日本サッカーの未来につながる戦いを追求している。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「ひざの状態はもう大丈夫。僕はできる準備はしています」

2大会連続主将の長谷部、“日本サッカーのスタイル”を追求「未来もこのサッカーで戦っていくんだというものを示したい」
長谷部誠【写真:Getty Images】

 今年に入ってから二度の右ひざ手術を余儀なくされ、長期間のリハビリを経て、5月10日の今季ブンデスリーガ最終戦・シャルケ戦で公式戦復帰を果たした長谷部誠。5月27日のキプロス戦でも後半45分間プレーし、負傷からの回復は順調と見られていた。

 ところが、5月29日に直前合宿地であるアメリカ・フロリダ州のクリアウォーターに赴くや否や、全身の張りを訴えてプレーを断念。6月2日のコスタリカ戦、6日のザンビア戦の重要な直前テストマッチ2連戦を棒に振ることになった。

 アメリカを離れる時、本人は「もうケガは問題ない」と軽傷であることを繰り返していたが、ザッケローニ監督のトレーニングが非公開ばかりで、実際のところはチーム関係者以外の誰にも分からない。14日の初戦・コートジボワール戦に本当に間に合うのか、非常に気がかりではある。

「ひざの状態はもう大丈夫です。普通に全部(練習を)やっていますし。(初戦は90分行ける?) 監督が決めることだと思いますけど、僕はできる準備はしています」と11日の練習後、彼は周囲の懸念を一蹴するかのように、力強く語った。

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