長い歴史を持つACミランというクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:禁断の移籍をした元10番
【写真:Getty Images】
MF:ハカン・チャルハノール(トルコ代表)
在籍期間:17年夏~21年夏
クラブ通算成績:172試合32得点48アシスト
代表通算成績:59試合11得点13アシスト
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ドイツのカールスルーエSCでトップチームデビューしたハカン・チャルハノールは、3部リーグ36試合で17得点を決めリーグMVPを獲得。17得点のうち7得点をFKで決めている。後に移籍したハンブルガーSVやレヴァークーゼンでも数々のFKを決め、世界トップクラスのFKの名手としてその名を轟かせた。ハンブルガーSV在籍時に決めた40mの無回転FKは、世界中から賞賛された。
ドイツでの活躍が認められ、2017年に2330万ユーロ(約28億円)でACミランに移籍。前シーズンまで本田圭佑が着用した10番を受け継いだ。このFKの名手はセットプレーでのアシストはもちろんだが、狭いエリアでのワンタッチパスやゴール前でのスルーパスといった流れの中でのチャンスメイク力も長けており、在籍4年間で48アシストを記録。低迷していたACミランを8シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場に導いた。
しかし、20/21シーズン終了後の6月、ACミランの10番は同じミラノを拠点とするライバル、インテルへ禁断の移籍を決断した。昨シーズンは11年ぶりのスクデットを獲得したインテルだが、新シーズンに向けロメル・ルカクやアクラフ・ハキミといった主力選手を放出。監督も交代し、新たなチームとしてスタートを切るインテルをリーグ2連覇に導けるだろうか。