長い歴史を持つマンチェスター・ユナイテッドというクラブは、これまで多くの傑出したパサーを輩出してきた。そこで、今回は21世紀に在籍した選手を対象としたアシストランキングを紹介する。※01/02シーズン以降に在籍した選手が対象、成績は20/21シーズンまで、データは『transfermarkt』を参照
5位:ギグスの後継者と言われた天才ドリブラー
【写真:Getty Images】
FW:ナニ(元ポルトガル代表)
在籍期間:07年夏~15年夏
クラブ通算成績:230試合41得点73アシスト
代表通算成績:112試合24得点23アシスト
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ライアン・ギグスの後継者として鳴り物入りした、元ポルトガル代表のナニが5位にランクイン。19歳のときにポルトガルの強豪スポルティングCPでトップチームデビューし、国で頭角を現した。チャンピオンズリーグ(CL)での活躍がサー・アレックス・ファーガソン監督の眼に止まり、2550万ユーロ(約30.6億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。
加入1年目からリーグ戦26試合に出場し9アシストを記録したナニは、3年目の10/11シーズンには33試合で19アシストを記録。アシスト王となりリーグ優勝に貢献した。翌年もリーグ戦12アシストと加入から4年間でアシストを量産した。
相手を翻弄するテクニックとスピードを活かしたドリブルが特徴のナニは、キックの精度も抜群だ。ピンポイントで合わせるアーリークロス、トップスピードからの相手の意表を突くスルーパスでアシストを量産した。実力はプレミアリーグの中でもトップクラスだったが、プレーの波が大きく安定しない時期も多い。安定して結果を残し続けていれば、さらなる活躍も可能だっただろう。