「守備、攻撃の両面で何もできなかった」
韓国代表が希望を見失った。
6月9日に行なわれたガーナとの親善試合に0-4と惨敗し、韓国国内は意気消沈だ。「W杯史上、最悪」「“宿題”を残したままブラジルに」「ベスト8? 勝ち点の自販機になる」などと韓国メディアはこぞって非難し、“ニセ背番号”については「不必要な努力」と切り捨てられている。
サッカー専門ネットニュース『FOOTBALLIST』のリュ・チョン記者も、さばさばした口調だ。
「本当に雰囲気が悪い。0-4という点差もありますが、何よりも内容が良くなかったと思います。守備、攻撃の両面で韓国は何もできなかった。韓国はW杯で一瞬たりとも隙を見せないプレーをする必要があるのに、ガーナ戦では凡ミスも目立ちましたから」
守備の崩壊は、先発メンバーとしてこれまで起用されてこなかったキム・チャンスとクァク・テフィから始まった。
キム・チャンスは前半11分、バックパスを相手に奪われ、先制点のきっかけを与えている。クァク・テフィも前半終了間際に、ハーフライン付近でボールを奪われて、カウンターのスペースを作ってしまった。