【写真:Getty Images】
レアル・マドリードは現地時間11日、日本代表MF久保建英がマジョルカへ期限付きで移籍することを正式に発表した。若きレフティーにとっては2019/20シーズン以来、2度目の加入ということになる。
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レアル・ソシエダなどへの移籍も噂されていたが、より多くの出場機会を得られるであろうマジョルカを新天地に選んだ。上記した通り久保にとっては古巣であり、かつて共に戦ったサルバ・セビージャ、イドリス・ババ、ダニ・ロドリゲスらは健在。さらに、昨季ヘタフェで半年間チームメートだったアンヘル・ロドリゲスも新加入選手として加わっており、久保にとってプレーしやすい環境であることは間違いないだろう。
マジョルカは久保が在籍していた2019/20シーズンにセグンダ・ディビシオン(2部)へ降格。その後、ビセンテ・モレノ監督が去り、ルイス・ガルシア・プラザを新指揮官に招聘していた。
2020/21シーズンは開幕2試合で躓いたものの、その後見事に立て直し一時は首位に浮上。終盤エスパニョールに抜かされて優勝こそ逃したものの、2位で一年での1部復活を決めている。
そのシーズンで大きく評価を高めたのはアマト・エンディアイエだった。ヘタフェからのレンタルで加入していたセネガル代表FWはいきなり主力に躍り出ると、最終的にチーム2位となる9得点をマーク。昇格の原動力となっていた。シーズン終了後にはマジョルカとの4年契約を勝ち取り、推定市場価値は400万ユーロ(約5億円)に上昇。マジョルカで最も価値のある選手となり、2021/22シーズンも活躍が期待されている。
しかし、今回加入が決まった久保はエンディアイエ以上に注目されると見ていいだろう。2019/20シーズンの姿がサポーターの目に焼き付いていることはもちろん、彼はマジョルカで最も価値の高い存在になったからだ。その額は1500万ユーロ(約18億円)。2位のエンディアイエが約5億円なので、断トツの数字であることがわかる。
2019/20シーズンはチームを降格の危機から救い出すことができなかった。今回もマジョルカの目標は1部残留になるはずだが、チームで最も価値の高い久保はその立役者になれるのか。勝負の1年が間もなく幕を開ける。
▽マジョルカの市場価値ランキング・トップ10 『transfermarkt』参照
1位:久保建英(日本代表)
市場価値:1500万ユーロ(約18億円)
2位:アマト・エンディアイエ(セネガル代表)
市場価値:400万ユーロ(約5億円)
3位:パブロ・マッフェオ(スペイン)
市場価値:350万ユーロ(約4億円)
4位タイ:アンヘル・ロドリゲス(スペイン)
市場価値:300万ユーロ(約3億6000万円)
4位タイ:イニゴ・ルイス・デ・ガラレタ(スペイン)
市場価値:300万ユーロ(約3億6000万円)
4位タイ:アントニオ・ライージョ(スペイン)
市場価値:300万ユーロ(約3億6000万円)
4位タイ:ビクトル・モジェホ(スペイン)
市場価値:300万ユーロ(約3億6000万円)
8位タイ:ハウメ・コスタ(スペイン)
市場価値:200万ユーロ(約2億円)
8位タイ:アブドン・プラッツ(スペイン)
市場価値:200万ユーロ(約2億円)
8位タイ:ホアン・サストレ(スペイン)
市場価値:200万ユーロ(約2億円)
【了】