【写真:Getty Images】
スペイン1部に昇格したマジョルカは現地時間11日、レアル・マドリードに所属する日本代表MFの久保建英を獲得したことを発表した。21/22シーズンのみの期限付きで、久保は19/20シーズン以来、2季ぶりにマジョルカに復帰することとなる。
【今シーズンの久保建英はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
ビセンテ・モレノ監督は久保が在籍した19/20シーズン限りで退任し、後任のルイス・ガルシア・プラザ監督が1年でチームを昇格へと導いた。ベテランのマノロ・レイナやサルバ・セビージャら在籍年数が長い選手と久保は再会を果たすことになったが、新たにチームメイトとなる選手もいる。
右ウイングのポジションは、昨季のマジョルカが固定できなかったポジションの1つ。9得点を挙げたアマト・エンディアイエは左サイドでプレーすることが多く、ジョルディ・ムブラやラゴ・ジュニオールも定着できず。中盤が本職のアントニオ・サンチェスがこのポジションでプレーすることも多かった。
ムブラはバルセロナのカンテラ(下部組織)に所属したことがあるが、モナコ、クラブ・ブルージュ、ウエスカを経てマジョルカに加わった。昨季は2部で29試合に出場したが、スペイン1部でのプレーはこれが初めて。かつて主力だったラゴ・ジュニオールも昨季はベンチを温める機会が長く、わずか4得点に終わっている。久保が結果を残すことができれば、マジョルカにとっては大きな戦力アップにつながることは間違いない。
攻撃の中心となるのは在籍4年目を迎えたダニ・ロドリゲスだ。主にトップ下のポジションで起用され、昨季は8得点5アシストを記録。前政権時から中心的存在で、久保とはポジションを争うライバルだが、攻撃陣の重要なパートナーでもある。
1トップにはヘタフェで久保とチームメイトだったアンヘル・ロドリゲスが完全移籍で加わった。昨季は5得点に終わった34歳のベテランだが、一昨季までの2シーズンは2ケタ得点をマークしている。わずか半年間ではあるが、ともにプレーした経験はプラスに働くはずだ。
マジョルカは現地時間14日の開幕戦で、レアル・ベティスと対戦する。19/20シーズンはわずか1年で降格となってしまったが、昨季のヘタフェのように久保は残留に導くことができるだろうか。
【了】