リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
20位:ドイツ国内屈指の守護神
【写真:Getty Images】
GK:ケビン・トラップ(ドイツ代表/フランクフルト)
生年月日:1990年7月8日(31歳)
市場価格:650万ユーロ(約7.8億円)
20/21リーグ戦成績:33試合出場/52失点
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カイザースラウテルンとフランクフルトでプレーして着実に力をつけ、2015年にパリ・サンジェルマンへ移籍。ビッグクラブの一員となった。しかし、当初こそ主力として活躍していたが、3年目にベンチへ降格。その後、ジャンルイジ・ブッフォンも加入したことで完全に居場所はなくなった。それでも、出場機会を求め2018年に復帰した古巣フランクフルトで再び輝きを取り戻している。現在も不動の存在だ。
「反射神経」に関しては常人離れしていると言っていいだろう。DFの陰から、つまりGKからすると見えにくい位置からシュートが飛んできても、まるで機械のように素早く反応し、手を懸命に伸ばして力強く弾き出す。能力値を見ても、「反射神経」は数値が「85」となっているなど高評価。昨季もこれを武器に、フランクフルトをいくつものピンチから救い出していた。
身長189cmの体格を活かした「ハイボール」処理にも安定感があり、現代のGKに求められる足元の技術も非凡。以前は「ポジショニング」が課題だとされていたが、年齢を重ねるにつれ向上してきた印象を受ける。ただ、これらのスキルは飛び抜けて高いかと言えばそうではなく、今回のランキングでは20位に落ち着くことになっている。