【写真:Getty Images】
あの芸術的ゴールから2年。日本の至宝は再び輝けるのだろうか――。
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レアル・マドリードに所属する日本代表MF久保建英だが、やはり2021/22シーズンもレンタル移籍するようだ。スペイン紙『AS』によると、新天地は1部復帰を果たしたマジョルカとのこと。合意は間近に迫っており、近日中にも正式な発表があると予想されている。
ご存じの通り、久保にとってマジョルカは未知なる世界ではない。2019年にマドリーから期限付き移籍で加わり、1年間を過ごした古巣である。
振り返ると、その時の船出は非常に厳しいものだった。開幕から3試合連続ベンチスタートで、第5節ヘタフェ戦で初先発しアシストを記録するも、以降もなかなかプレータイムを伸ばすことができず。10月の4試合はすべてベンチスタートという苦悩も味わっていた。
しかし、転機となったのは11月に行われた第13節ビジャレアル戦だ。右サイドで先発した久保は53分、バイタルエリアでアレイクス・フェバスのパスを受けると、巧みなコントロールから最後は左足で豪快にゴールネットを揺らした。久保にとってはこれがラ・リーガ、そしてマジョルカでの初ゴールだった。
ここから久保はレギュラーに定着し、主に右サイドでその存在価値を証明した。結果的にマジョルカを降格から救い出すことはできなかったが、35試合出場で4得点5アシストという成績は、1年目としては決して悪くない成績だった。
マジョルカは公式YouTubeで『タケが輝きを放ち始めた時』としてビジャレアル戦の様子を公開している。53分に決めたゴールはシュートのコースや威力が完璧、またその後の久保に勢いをつけたという意味でも、間違いなくマジョルカで残したベストな一撃だった。
そこから久保はビジャレアルとヘタフェにレンタルし、苦戦。先日まで行われていた東京五輪(東京オリンピック)ではメダルを逃し大粒の涙を流すなど、ここでも苦しさを味わった。ただ、それを力に変え、復帰間近とされるマジョルカで再び輝きを放ちたいところだ。