リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
5位:ユーロでも大活躍
【写真:Getty Images】
GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1999年2月25日(22歳)
市場価格:6500万ユーロ(約78億円)
20/21リーグ戦成績:37試合出場/38失点(ミラン)
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わずか16歳でミランのトップチームデビューを飾り、17歳でイタリア代表デビュー。そして、まだ20代前半にもかかわらずセリエA通算200試合以上に出場してきた実績を持つ怪物GKだ。今夏に行われたユーロ2020(欧州選手権)では全試合に出場し、チームの優勝に貢献。さらに個人としては大会最優秀選手に選出されるなど、ジャンルイジ・ブッフォンの後継者に相応しいパフォーマンスを披露している。
身長196cm・体重96kgと申し分ないサイズを誇っており、ゴール前に立っているだけで存在感がある。長い手足を活かしたシュートストップ能力はすでにワールドクラスで、驚異的な「反射神経」を駆使したミラクルセーブを繰り出すことも決して珍しくない。また、その高さを活かした「ハイボール」処理でも抜群の安定感を示すことを可能としている。
デビュー当初は判断力やビルドアップが課題とされていたが、年齢を重ねるにつれ着実に成長し、今やその両方で軽率なミスを犯すことも少なくなっているなど、Gkとしての完成度はより高まっている。ミランでは最後尾から大きな声を出し味方を鼓舞するなど逞しいリーダーシップも発揮していたが、スター軍団の新天地パリ・サンジェルマン(PSG)でも存在感を示すことができるだろうか。