バルセロナは5日、サッカー界の生きる伝説であるリオネル・メッシが退団することを発表した。クラブは「クラブと選手間で合意に達し、新たな契約を結ぶ明確な意思があったにもかかわらず、経済的、構造的な障壁の為に実現することができなかった」と説明している。では、メッシ去りし後のバルセロナで長く10番を背負えるであろう選手は、果たして誰なのだろうか。
イニエスタの後継者
【写真:Getty Images】
MF:ペドリ(スペイン代表)
生年月日:2002年11月25日(18歳)
20/21リーグ戦成績:37試合出場/3得点3アシスト
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ラス・パルマスのカンテラ(下部組織)出身のペドリは、わずか16歳でプロ契約を結んだ。デビュー年からスタメンに定着。セグンダ・ディビジョン(ラ・リーガ2部)で36試合に出場し、4得点7アシストを記録した。デビューわずか1ヵ月で2000万ユーロ(約24億円)でバルセロナと移籍の契約を交わし、シーズン終了後にバルセロナに加入となった。
20/21シーズンに加入したペドリは、開幕戦の70分にフィリペ・コウチーニョと代わりバルセロナデビュー。4節のヘタフェ戦で初のスタメン出場すると、続くレアル・マドリードとのエル・クラシコでもスタメン出場を果たした。セルヒオ・ブスケツやフランキー・デ・ヨングといった、名だたる名選手が在籍する世界的名門のバルセロナでもすぐにスタメンに定着。リーグ戦で欠場したのは最終節のみ。今やバルセロナに欠かせない存在となった。
バルセロナの象徴として長きにわたり君臨し続けたリオネル・メッシが退団した今、次なる象徴がペドリとなる可能性は高い。現在ヴィッセル神戸に所属するアンドレス・イニエスタの後継者と言われている同選手が、ともにプレーしたメッシの後を引き継いで10番を背負い、次代のバルセロナを牽引する未来は今や容易に想像できる。新たな歴史を見せてくれることに期待したい。