【写真:Getty Images】
U-24スペイン代表は7日、横浜国際総合競技場で行われる東京五輪(東京オリンピック)男子サッカー・決勝で、U-24ブラジル代表と対戦する。ここでは、U-24スペイン代表の国際大会での歴史を振り返る。
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スペイン代表が初めて五輪に出場したのは、1920年のアントワープ五輪。アントワープ五輪では、スペイン代表は2回戦でベルギー代表に敗れたが、決勝戦途中でチェコスロバキア代表が試合を放棄。そのため、決勝戦後に順位決定戦が行われ、最終的には2位となっている。
6回目の出場となったバルセロナ五輪から、23歳以下の制限が設けられた。自国開催となったこの大会では、グループリーグ3戦を無失点で1位通過。準々決勝では、宿敵U-23イタリア代表を1-0で下し、準決勝のU-23ガーナ代表戦は2-0で勝利。5試合無失点の鉄壁の守備で決勝に進出した。決勝では、U-23ポーランド代表との打ち合いを制し、3-2で五輪初優勝。ペップ・グアルディオラやルイス・エンリケといった若きスターを擁したU-23スペイン代表は、年齢制限が設けられた五輪の初代王者となった。
3大会連続出場となった2000年のシドニー五輪には、バルセロナで長きにわたって活躍することとなるシャビ・エルナンデス、カルレス・プジョルらを擁して臨んだ。2勝1敗でグループリーグを突破し、準々決勝でU-23イタリア代表を1-0、準決勝ではU-23アメリカ合衆国代表を3-1で下して決勝に進出している。2大会ぶり2度目の金メダルまであと一歩に迫ったが、PK戦の末にU-23カメルーン代表に敗れ、銀メダルとなった。
そして11回目の出場となった今大会は、準決勝でU-24日本代表と対戦。延長戦にまでもつれ込む激闘となったが、延長後半終了間際の115分に決勝点を決め、決勝進出を決めた。今夜行われるU-24ブラジル代表との決勝に勝利し、29年ぶりの金メダルを獲得できるだろうか。
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