【写真:Getty Images】
U-24スペイン代表のFWラファ・ミルは、チームを東京五輪(東京オリンピック)敗退から救う劇的な活躍により一夜にして“英雄”となった。スペイン紙『アス』は1日に同選手へのインタビューを行い、前日の試合や五輪についてのコメントを伝えている。
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7月31日に行われた準々決勝でU-24コートジボワール代表と対戦したスペインは、後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許して絶体絶命のピンチに追い込まれた。だがその直後に交代で投入されたラファ・ミルがすぐに同点ゴールを挙げて延長戦に持ち込むと、延長でもさらに2点を加えたラファ・ミルはハットトリックを達成してスペインを準決勝へ導いた。
「ゴールを決められたことも、チームが勝ち進んだこともすごく嬉しい。今朝も今までと同じ意欲と期待を持って目覚めた。目標はメダルを獲得することだ」とラファ・ミルは、試合から一夜明けて語っている。
「全てが目まぐるしく起こった。(1-1の状況で)ウォームアップをしていて、延長戦になると思っていた。だがサッカーはこういうものだ。ゴールを決められたらすぐに、相手が喜んでいるのも見ずに交代するためベンチに走っていったよ」と後半終了間際の展開を振り返った。
コートジボワール戦ではヒーローとなったラファ・ミルだが、U-24スペイン代表ではレギュラーではなく、ここまで全て交代出場。準決勝のU-24日本代表戦に先発で起用されるかどうかの見通しについては、「分からないよ!決めるのは監督だ。もちろんFWは時間があればあるほどゴールを決められるチャンスがあるけど、1分でもあれば決められるのは見ての通りだ」と答えた。
東京の選手村での滞在も楽しむことができているとラファ・ミルは語る。「素晴らしいよ。ハイレベルなアスリートたちと会えるのは今までになかった経験だ。普段は別のホテルだからね。スポーツの仲間意識が感じられる。すごく良い経験だ」。段ボールベッドについても「今のところ寝ているだけだから大丈夫だよ(笑) もっと快適にすることもできたかもしれないけど、これでいい。こういうことも経験の一部だからね」とコメントし、五輪を満喫する様子を見せている。
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