東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーのグループリーグA第1節、U-24メキシコ代表対U-24フランス代表が22日に行われ、4-1でメキシコが大勝を収めている。“即席のレ・ブルー”に対し圧倒的な強さを見せつけたメキシコだが、一体何が優れていたのか。そして、2戦目で激突するU-24日本代表が警戒すべきポイントとは。(文:本田千尋)
即席のレ・ブルーを4-1で撃破
“タコスのスパイス”が欧州の列強に効いていた。
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22日に行われた東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカー、グループリーグAの“もう1つの初戦”では、U-24メキシコ代表がU-24フランス代表を4-1で粉砕。序盤はどっちつかずの展開だったものの、次第に“北中米の雄”が独特のリズムと強度の高いプレッシングで試合の主導権を握ると、後半に入って47分、55分と立て続けに得点を奪い、“即席のレ・ブルー”から試合への意欲を奪っていく。67分にランダル・コロ・ムアニにスピードで裏を突かれ、PKを与えて失点したものの、守護神ギジェルモ・オチョアが脅かされるような場面は皆無に等しかった。
メキシコの強度の高さに苦しんだフランスは、ワントップのアンドレ=ピエール・ジニャクと周囲が連動性を発揮できず、攻撃は単発なものに終始。終盤に差し掛かると、思うようにいかない“即席のレ・ブルー”は、一刻も早く蒸し暑い東京を離れて母国に帰りたがっているようですらあった。すると80分、91分と、タコスが名物の国の代表チームがダメ押し。プレッシングや個人技など“スパイス”が効いたサッカーで、メキシコがフランスを4-1で下した。
このようにして初戦で勝ち点3を手にした“北中米の雄”に対し、第2戦で当たるU-24日本代表は、どのようなポイントに注意を払うべきだろうか。