「W杯に臨むにあたって、望むべき雰囲気だと思っている」
日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は5日、合宿を行う米フロリダ州クリアウォーターでW杯前最後のテストマッチとなる6日(日本時間7日)のザンビア戦に向けた記者会見を行った。
指揮官は、この試合について「自分たちのやるべきことに照準を合わせたい」とし「相手に合わせてやり方を毎回変えると、自分たちのサッカーが出来ず、ノッキングしてしまってスピードが伴わなくなる。相手を分析しないという意味ではなく、あくまでも注目したいのは自分たちのところだ」と語った。
負傷の状態が心配される長谷部誠については「現在は調整段階。我々にとって非常に大切な選手なので、焦らずにじっくりやってほしい。W杯初戦に合わせるように調整している」と語っていることからも、ザンビア戦は欠場する可能性が高い。
また、発熱によって練習を欠席した岡崎は「体調が良ければ使うつもりだ。ただ、シーズン通してずっとコンスタントに出場していたので試合勘は心配していない」と、欠場となっても不安は無いという。
さらに、発熱の原因は「おそらく今、自分のところにもエアコンがガンガンきているから、そのせいではないかと思う」と“冷房の効き過ぎ”であることを明かした。
長谷部と岡崎という重要な選手がこの時期に十分なトレーニングを積めていない事は不安視されるが「プラン通りにことは進んでいると思うし、今後も計画通りに進めるのみだと考えている」と、準備は順調であることを強調した。
そして、米国での直前合宿も終盤に差し掛かり、W杯初戦コートジボワール戦まで10日に迫ったチームについては「チームがポジティブな雰囲気を持つのはとてもいい。W杯に臨むにあたって、望むべき雰囲気だと思っている」と、良い状態にあると語った。
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