【写真:Getty Images】
J1の横浜FCは21日、同クラブに所属するオランダ人DFカルフィン・ヨン・ア・ピンが今月末の31日付で契約満了となり退団することを発表した。
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オランダ出身のヨン・ア・ピンは現在35歳。2011年に清水エスパルスに加入して日本でのプレーを開始し、すでに10年が経過している。
清水で5シーズンを過ごしたあと、2016年にはFC町田ゼルビアへ、その翌年に横浜FCへ移籍。2019シーズンにはJ2で全42試合フルタイム出場を果たし、チームの13年ぶりとなるJ1昇格に大きな貢献を果たした。J1昇格後は負傷もあり、昨季はリーグ戦5試合の出場。今季は今月11日に行われたサンフレッチェ広島戦に交代出場したのがリーグ戦初出場だったが、それが退団前の最後の出場となった。
クラブを通して出した退団コメントの中で、ヨン・ア・ピンはJ1昇格に繋がった時期の横浜FCのサッカーを振り返った。「私はいつもこの時の美しいサッカーを忘れることができず、思い出します。J1に昇格し美しいサッカーを展開でき、自分のキャリアの中でもとても良い時期でした。ファンのみなさんも同じ想いでいてもらえると嬉しいです」と綴っている。
だが一方で昇格後の時期が満足のいくものではなかったことも認め、「本当はもう少し良い形でクラブを去りたかったけど、残念なことに怪我をしてしまって、せっかくJ1に昇格したのに非常にもったいないと感じています。今は怪我をする前のコンディションまで回復していますが、時間がかかりすぎてしまい、チームの力になることができなかったことを悔やんでいます」と語った。
今後については「この先まだ何も決まっていないですが、自分が満足するものを見つけたいし、それがサッカーであることを願っています」と、現役続行に意欲。クラブからの発表に先立って自身のSNSで述べたコメントの中でも「未来がどうなるか楽しみです。サッカーをやめるわけではありません」と述べている。
【了】