東京五輪男子サッカーが新型コロナウイルスの影響による1年の延期を経て7月22日に開幕する。世界が注目するビッグイベントに、果たしてどのような選手たちが挑むのだろうか。今回は、日本と同組であるU-24メキシコ代表18人のメンバーと4人のバックアップメンバーを紹介する。
GK
ギジェルモ・オチョア【写真:Getty Images】
ギジェルモ・オチョア(背番号13)※OA
生年月日:1985年7月13日(36歳)
所属クラブ:クラブ・アメリカ
20/21リーグ戦成績:28試合30失点
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メキシコのA代表通算110試合出場を誇るベテランGKギジェルモ・オチョアがU-24メキシコ代表にオーバーエイジ(OA:25歳以上)枠で選出となった。ワールドカップには2006年のドイツ大会から4大会連続で選出。2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会は主力としてそれぞれ4試合ずつにフル出場を果たした。特に2014年のブラジ大会ではグループリーグ第2節でホスト国のブラジル代表と対戦し、ネイマールやオスカル、ラミレスやウィリアンなど強力攻撃陣をシャットアウト。ドローだったが、優勝候補のブラジルを無失点に抑え注目を集めた。シュートストップに定評があるオチョアは、このチームのゴールマウスを守り金メダル獲得を目指す。
ルイス・マラゴン(背番号1)
生年月日:1997年3月2日(23歳)
所属クラブ:クルブ・ネカクサ
20/21リーグ戦成績:15試合35失点
ルイス・マラゴンの2019/20シーズンはベンチから見守る試合も多く不本意であっただろう。だが、20/21シーズンのリーグ戦前期は開幕からゴールマウスを守り、17試合中14試合にスタメン。リーグ戦後期は11試合連続のスタメン出場だったが、怪我の影響もあり12節~17節まで欠場している。A代表での出場はないが、この世代では正守護神に君臨。怪我で最後の2試合を欠場するも、東京五輪の出場権をかけた北中米カリブ海予選で3試合に先発。五輪出場権獲得に貢献している。今回はGKギジェルモ・オチョアがオーバーエイジ(OA:25歳以上)枠で選出されており、本大会ではベテランGKとの守護神争いを制さないといけない。
※バックアップメンバー
セバスティアン・フラード(背番号22)
生年月日:1997年9月28日(23歳)
所属クラブ:クルス・アスル
20/21リーグ戦成績:2試合2失点
バックアップメンバーとして選出されたセバスティアン・フラードは第3GKという扱いになるだろう。所属するクルス・アスルでは、元メキシコ代表GKであるヘスス・コロナが正守護神に君臨するため今季はリーグ戦2試合の出場と出番が少なかった。それでも、昨季の前半戦はそのコロナからポジションを奪いリーグ戦18試合に出場した。このチームの正GKの呼び声が高いオチョアがいるため、フラードの出場は難しいが、チャンスがないわけではない。果たして、出場機会はあるだろうか。