U-24日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2021でU-24スペイン代表と対戦し、試合は1-1の引き分けに終わった。この試合中、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)
「サッカーは名前で勝負するわけではない」
――今日が東京五輪前最後の試合となります。先発メンバーは月曜のU-24ホンジュラス代表戦からあまり変わらず、3人の変更に留まりました。
「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)から帰ってきた2人(相馬勇紀と旗手怜央)と板倉滉だけだね。この試合は本当に楽しみにしています」
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
――対戦相手のU-24スペイン代表は先日まで行われていたユーロ(欧州選手権)に出場したメンバーもいて、非常に豪華なメンバーになりました。
「その通りです。この試合で、U-24日本代表がどこまでいけるかが少しわかるんじゃないかと思います」
――テストマッチでスペインと対峙するにあたって、大事なことは何でしょうか。
「怖がらないようにプレーすることですね。相手が強いということにかかわらず、自分たちがやりたいサッカーをしないといけない。どちらもコンビネーションを活かしながら攻めたいチームなので、面白いゲームになるといいね」
――これまでの親善試合はU-24日本代表が試合の主導権を握る時間が長かったですが、今日は逆の時間が多くなりそうですね。
「そうですね。本番と親善試合のモチベーションはレベルが違うと思いますが、サッカーは名前で勝負するわけではないので、U-24日本代表は自分たちの力を信じてほしい」
【次ページ】立ち上がりの展開は?