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日本代表 3年前

U-24日本代表、久保建英、堂安律ら「2列目がより力を出せる」。林大地が他のFWより優れているのは…【コラム】

text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka

U-24日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2021でU-24ホンジュラス代表と対戦し、3-1で勝利している。本番直前のテストマッチで1トップに抜擢された林大地は、U-24日本代表の2点目をアシストするなど結果を残した。堂安律が「自分たち2列目がより力を出せると思います」と語るFWの特徴とは?(取材・文:元川悦子)

FWのコンディションが不安材料に…

林大地
【写真:田中伸弥】



 22日の東京五輪初戦U-24南アフリカ代表戦まで10日に迫っている。金メダルを目指す森保一監督率いるU-24日本代表にとって、本番10日前のU-24ホンジュラス代表戦は数少ないテストマッチの1つ。6月シリーズから吉田麻也らオーバーエージ(OA)枠3人が加わり、史上最強とも言われるメンバーは揃ったものの、チーム完成度や選手層、コンディション含め万全とは言い切れない。そこを今回、しっかりと見極める必要があった。

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 GK谷晃生に吉田と冨安健洋と両センターバック(CB)、中山雄太と酒井宏樹の左右のサイドバック(SB)、遠藤航と田中碧の両ボランチ、堂安律、久保建英、三好康児の2列目……。現時点でのベスト布陣が並ぶ中、今回、唯一の不安材料がFWだった。

 というのも、ファーストチョイスと目される上田綺世が脚の付け根の肉離れで調整が遅れており、前田大然も脳震盪回復プログラムから戻ったばかり。6月22日の18人発表時点ではバックアップメンバーと位置付けられた林大地を抜擢しないといけない状況に陥ったからだ。

 ご存じの通り、林はサガン鳥栖での活躍が認められ、3月シリーズから五輪代表に加わった。ただ、久保ら2列目、OA3人との共演経験が浅く、緻密な連携はまだ構築できていない。それでも、堂安とはガンバ大阪ジュニアユース時代に共演経験があり、他の選手よりは合わせやすかったはず。その優位性を生かしつつ、周囲と息を合わせながら、スムーズなプレーを見せる必要があった。

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