【写真:Getty Images】
【アルゼンチン代表 1-0 ブラジル代表 コパ・アメリカ2021・決勝】
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コパ・アメリカ2021(南米選手権)・決勝戦、アルゼンチン代表対ブラジル代表が現地時間10日にマラカナン・スタジアムで開催された。この試合の決勝ゴールは、実に鮮やかなものだった。
立ち上がり、やや押し込んでいたのはブラジル代表で、12分にはリシャルリソンとネイマールの関係性からフィニッシュに持ち込んでいる。しかし、先制したのはアルゼンチン代表。決めたのは、アンヘル・ディ・マリアだ。
このゴールは実に鮮やかなものだった。22分、自陣でボールを持ったロドリゴ・デ・パウルからロングフィードが出ると、レナン・ロディがこれをコントロールミス。ボールはそのままディ・マリアの元へ渡ると、同選手は左足アウトサイドで難なくコントロールし、最後は飛び出してきたGKエデルソンをしっかりと確認して冷静にループシュートを放った。エデルソンの頭上を越えたボールはゴールネットに吸い込まれていった。
データサイト『Opta』によると、ディ・マリアのゴールはこの日のアルゼンチン代表にとってのファーストシュートであり、またブラジル代表のペナルティーエリア内でボールを触れたのもこの22分のシーンが初だったという。アルゼンチン代表はまさに、ワンチャンスをモノにすることとなった。
その後、ディ・マリアの鮮やかループでリードを奪ったアルゼンチン代表はブラジル代表にボールを握られたが、守備陣が奮闘し点を許さない。結局最後まで1-0というスコアは動かず、アルゼンチン代表が11大会ぶり15回目の南米王者に輝くことになった。なお、15回目の優勝はウルグアイ代表に並んで最多となっている。
また、エースのリオネル・メッシにとってはこれが嬉しいアルゼンチン代表での初タイトル。さらに同選手はネイマールと共に大会のMVPにも選出されている。言わずと知れたスーパースターにとって、忘れられない大会となったことは確かだ。